日向さんとの合同誌、「10周年」の入稿も無事終わった4月27,28の土日で、日向さんと麻衣さんと瞳崎さんの4人で、湯田中温泉まで行ってきました。
途中、長野県警(クウガ!)を探したり長野放送(これもね!)を探したりしながらの旅です。
そして、そーゆー行程の中でふと、アオザワの頭に思いついちゃったりした小話がこれ。
日向さんが寝巻き代わりに着てたTシャツの絵柄。寝そべったネコの周囲や腹の上にひよこか何匹も居るイラストでした。
アオザワ「それって征士と当麻だよね〜、たとえばさ」
「寝たかな?」
「寝たな」
「よし、分裂だ!」
掛け声とともに、仰向けになって寝こけている征士ネコの腹の上にいたひよこ当麻が、ぽん!という音と共に7羽に増えた。
増えたせいで腹に乗り切らず、何羽かころりと落ちてしまう。
「大丈夫かー?」
「おう!下はソファだからな!」
「それにしても征士のやつ、よく寝てんなぁ」
「ああ、みろよこのシアワセそうな顔!」
腹に残っていたひよこ当麻その1とその2とその3が、じっと征士ネコの顔を覗きこむ。
「まったくいつまで俺たちが一羽しかいないって思ってんだろうなあ」
ひよこ当麻その4が、げし!と征士のわき腹を蹴った。
「やっぱ俺たちが隠しとおすのが上手いせいじゃないか?」
その5がひげを引っ張った。
「それにしたってさぁ、見抜けないなんて愛が足りない」
その6がぴよぴよ同意する。
それからしばらく、ぴよぴよぴよぴよ当麻会議が開催された。
しかし征士ネコはぐっすり眠ってしまっていて、今日もその議題を耳にすることは無かった。
おしまい!